映画 オーシャン・オブ・ファイヤー 

2004年/アメリ
監督:ジョー・ジョンストン 出演:ヴィゴ・モーテンセン


ストーリーがかなりSBR的だったんで迷わず借りた。というかこれはスクリーンで見たかったとか
後悔の念をここに公開。でも実際見たらSBRというよりは普通に耐久レースで、SBRみたいな
トンデモ要素持った人間とかは皆無(出てくる奴らのほとんどが悪党ですが)だったから
映画館に行かなくてよかった・・・のかもしれない。でも迫力とかちげーよなーッ!
まあこの映画でメチャブラボーおおブラボーだった所はヒダルゴ(主人公の愛馬。まだら馬)と
フランクさん(主人公のヴィゴさん)のやり取りで、胸ズキュゥゥゥンっつーか
立って!立って走ってヒダルゴ!と馬の挙動に一喜一憂でいわゆる馬物語というか。
まあ僕が言いたいのはどうかヒダルゴに乗せてもらえないか。と言う事だったんです!
あとこの映画、実話を元にしてるんですって。実話。ノン・フィクション。略してノン。

  • あらすじ

19世紀末、"大西部ショー"で活躍していた"遥かなる馬乗り"フランク・ホプキンスと
"伝説の馬"ヒダルゴが"世界最高のレース馬と騎手"とか大きく出すぎな演目をやっていた事に
純血馬気違いのアラブの首長(シェイク)が大人気なくブチ切れて
「僕らみてーな高貴な身分の者やスゲーナイスで由緒正しいアラブの馬しか参加できない、
1000年ものなが〜い歴史を持ったものスゴイ耐久レース
 『オーシャン・オブ・ファイヤー
(アラビア砂漠〜ペルシャ湾岸〜イラク〜シリア砂漠〜ダマスカスまでの4800kmを走る過酷さ!)に、君みたいなカウボーイとその純血じゃねーマスタングを特別に招待してあげるから来いよ、
世界最高とか名乗るなら来るべきだンナロー」
とか言いに来たんで一度は断ってみたけど誇りを取り戻すために結局出場することに。


現地に到着してレース始まる前からもうスゴイ。フランクさん総スカン。帰れ!とか戻れ!とか
やめろ!とか。あからさまに叩き台。完璧に全員敵。100vs1。超悲惨。
レース開始前には王子直々に「お先にどうぞ」なんて馬鹿にされる始末。挙句の果てには参加してるだけで「冒涜」呼ばわり。
もうレース始まってからゴールするまでは大体こんな感じで嫌がらせの的。王子の嫌がらせで水はもらえないし(結局強奪したけど)、首長の娘と話してたら去勢されかけるし、
後半には馬と一緒に殺されかける。巻き込まれ型主人公の鏡です。
ていうか途中で娘がさらわれるので助けに行くんですが、この辺SBRのセカンドステージって
感じだった。レースからの脱線具合が・・・
この映画はちゃんとレースを終えたけど、SBRは終わるかどうかなんか心配になってきた。

  • SBRとの比較

馬種:(本人自身)→いない 下半身が動かない人→いない
回転を駆使する人→いない  幸運な人→いない
族長=いる         英国人=いる
家族で参加→いない     イケメン→いる
ミセス→いる        叛逆者→いる
結論:別物

  • 最後に僕が言いたいのはですねッ!

馬乗り回してェ!と。馬の上で寝っころがりながらキレーな青空の雲の数でも数えながら口笛
ピューピューしつつ風を感じていたい。(詩人風に)
という事です。映画って本当に素晴らしい。


しかしこのDVD、スデに返却日を過ぎているので『延滞』。
楽しい夢の終わり。現実は非情である。返しに行かなくちゃ・・・。
だから4時過ぎにも関わらず起きてて、この日記を更新したって何の問題もないんです。
眠くたって腹が重くたって・・・イイイブハハハハーッ。
ついでに借りてきたマツケンサンバも連帯責任っつーか2泊3日の運命で当然延滞。