窮余の策

「うっ」
「いかがなされました大王」
「余のPCがおかしい」
「これ その方たち原因を調べてまいれ」
「はっ」
(中略)
「殿 どうやら後続のHDDが動いておりませぬ」
「な なんと どういうことじゃ」
「さらにその他の箇所も程よくイカれているようです」
「ではわしのかわいいエロフォルダたちは」
「おそらくは全滅かと」
「ぬうう やむをえまいパーツ購入で(ERO)再起をはかろう」
「殿 我らがPC 旗揚げ以来無休で戦い続けあちこちが老朽化しております パーツを再構成した所でやがてまた古いところから死んでいきます」
「そうだ このパソコンにしがみついても金の無駄にしかならぬ」
「しかし余の財布は・・・」
「恐れながら 殿のちっぽけな財布でも無駄を省けば今よりも安く 高性能なものが手に入るかと・・・ それほどに我らのPCは古いのです」
「ムムム」
「それに兵たちの間でクソデカいディスプレイに対して不満の声があがっておりまする」
「最寄の所でセールをしているとも聞きます」
「わかった ではその方たちの言うとおりにしよう」

その夜、naNa嬰は一晩中泣き明かした。
そして朝―秘蔵のエロが消滅したことを思い出し―泣いた―