机好き

最初に言っとくと僕は実のところ一般的な美形とか正義感強い奴とかそういうのよりもちょっと異端なものに異常なまでのカッコよさを覚えるんです・・・
映画終盤、黄飛鴻が白蓮教本部に乗り込むんですが。その白蓮教の大ボス(ゲーム的)の「白蓮教教祖・九宮真人 (クン大師)」がかなりツボに嵌った。
オープニングでも出てるんだけど、やっぱ後半本部での活躍ぶりにはまった。超燃え上がる(ヒートアップ)。
側近の二人組がいやに頼もしいぐらいの連携プレーで机積み上げて「南天門に大師をお出迎えだ!」とかもうその辺からワクワクしていたんですが。わざわざ後ろのほうのガラス突き破っての参上には大変心を動かされました。「え?そんな後ろで君は何してたの・・・?」と言いたくなるけどもうそんなことは南天門(つみ方が悪い机の山)の上で講釈垂れる姿の前ではどうだっていいです。
机に座ったまま跳んでくる黄飛鴻を迎え撃つ大師はまさに男の鑑。すぐ落とされたけど。(バランスを崩して柱に飛び移りながら「お前のせいだぞ!」と怒るところも茶目っ気たっぷりでよい。)
あと超うるさい。貫禄0。技の名前言いまくり。(白蓮開花、悪霊突き、太陽爆破の術。・・・太陽爆破って何が、どこが太陽爆破なんだ。この字幕は何なんだ!無影脚らしき技も「仏山キックだ!」なんて字幕だし。まったくなんなんだ!)だけどそこもいい。
側近2人も阿吽の呼吸で連携取って教祖をフォローして超良側近賢部下(良妻賢母の側近版)。最後のほうで大師キャッチ失敗してたけど。机を押して大師を前方に推し戻すところは普通に
「君ら雑技団とか行った方がええんちゃう?」とも思いまくった。
そんな大師も、最後は仏像の指に貫かれて死亡。この辺とか見て思ったけど黄飛鴻さんは割と容赦なく敵を殺します。注意です!
まあ僕が思ったことは、鉄板を腹に入れるだけで銃弾を受ける覚悟のできちゃう大師はすごい芸人だなあと言うことです。
(それを奇跡の力といって憚らないのもいい感じでした。人が集まるのも納得です)